去年までは、国税庁の「確定申告作成コーナー」で作成・印刷して、税務署に持参提出していました。
→なぜなら、外国税額控除の為、外国所得税証明書類を提出しなければならなかったから。
しかし今年、確定申告の情報を集めていたら、「e-Taxなら一部の添付書類が提出不要」ということを初めて知り、外国所得税証明書類も提出省略ができる様だということが分かりました。
更に、e-Taxのマイナンバーカード使用では、専用のカードリーダーが必要と思っていましたが、これも、スマホ読み取りで対応可能ということも分かりました。
ということで、今年はe-Taxチャレンジして提出できましたが、かなり便利ですね。
以下は今年の確定申告の備忘録です
確定申告について
- 「e-Taxなら一部の添付書類が提出不要」(外国所得税証明書類も提出省略可能)
- マイナンバーカードは、スマホで読み取り可能
- 入力するデータについて、xml提供が拡大
(入力活用したのは、ふるさと納税、楽天証券、マネックス、大和証券)
(使用しなかったが、給与、高額医療費も利用できるらしい)
今年から「所得税と異なる課税方式」が不可能になった
掲題の通りですが、ふるさと納税の限度額を上げるため、配当の総合課税と申告分離課税、どちらが有利か検討しまして、以下の通りになったので、昨年末に約95,000円でふるさと納税しました。
配当選択方式 | ふるさと納税限度額 |
申告不要 (給与のみ) | 約50,000円 |
総合課税 | 約95,000円 |
申告分離 | 約90,000円 |
ところが・・・
今年になって確定申告の準備をしながら改めて所得税と住民税を計算した結果、以下の通りになりました。(住民税の計算は概算推定)
配当選択方式 | ふるさと納税限度額 | 所得税 (給与+配当所得+譲渡所得) (特定口座源泉徴収分も含む) | 住民税(推定) (給与+配当所得+譲渡所得) (特定口座源泉徴収分も含む) |
申告不要 | 約50,000円 | (検討不要) | (検討不要) |
総合課税 | 約95,000円 | 約480,000円 (ふるさと納税95,000円の還付後) | 約168,000円 (ふるさと納税95,000円の還付後) |
申告分離 | 約90,000円 | 約498,000円 (ふるさと納税95,000円の還付後) | 約147,000円 (ふるさと納税95,000円の還付後) |
つまり、
配当選択方式 | 所得税+住民税 |
総合課税 | 約648,000円 |
申告分離 | 約645,000円 |
と、約3,000円ですが、申告分離の方が総納税額が少ないことが分かったので、申告分離で申請しました。
純金積立の売却益
金価格が上昇した結果、現在も続けている純金積立の総額が総資産額の1割を超えた為、利益50万以下の範囲で売却しました。よって、確定申告に記載しました。
外国税額控除について
2023年は、株式譲渡益が約2,000,000円と高額だったため、初めて外国控除限度額が外国所得税額を超え、過年度の控除限度超過額を使用できました。ちなみに、ここでも総合課税と申告分離の違いで、控除限度超過額(控除余裕額)が変わりました
配当選択方式 | 控除限度超過額 |
総合課税 | -1,000円 |
申告分離 | -2,000円 |
今回は、より多くの過年度控除限度額を使用できる方は、申告分離でした
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